本膳料理とは?

和食で「本膳料理」って耳にしたことはありますか?

実は、私も正式なコレには遭遇したことはありません。
一般庶民には、あまり馴染みがない和食のスタイルなのですが
会席料理の源流となった歴史あるお料理です。

イメージしやすいのは、時代劇や映画で見る殿様のお料理です。
いくつもの赤いお膳が並べられて、
小皿に盛られたお料理が何品も乗っている感じです。

この本膳料理は、器の並べ方や、食べる順序、服装など
全てにおいて細かな作法や順序が決められています。

食べ方の決まりとしては、
吸い物と肴がお酒と一緒に出されるので、これを食べます。
その後、本膳、二の膳、三の膳と提供されます。
本膳からは、ごはんと料理を一口づつ交互に食べていきます。
本膳に乗っている香の物(おつけもの)ですが、
ごはんの最後か、お茶のときまで食べないようにしましょう。

格式のある本膳料理ですが、日本人の食卓の配膳の基本
「ごはん茶わんが左、汁物が右、おかずは奥」は
この本膳料理から受け継がれていることなのですよ。

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