立食パーティーの服装
最近では、立食パーティーが開かれる機会が増えてきていますね。
披露宴でも、会費制のカジュアルなパーティーや、
二次会、同窓会、会社のパーティーなどなど、
座って会食するよりも気軽で、ポピュラーになりつつあります。
室内で開催される立食パーティーでも、
昼間か夜かを意識して服装を選びますが、
和装のように座ったときのスタイルを意識せず、
立ち姿がキレイに見える服を選ぶことをオススメします。
男性はスーツ、女性は窮屈なものは避け、
女性らしい軽やかな服装が好ましいですね。
立つことを前提に、靴もデザインを重視した上で、
履きやすいものを選びましょう。
持ち物も、小さくまとめます。
これは、グラスや取り皿を持たなくてはならないため、
邪魔になることを避けるためです。
ちなみに、野外パーティーの場合は、風が強敵です。
風に対抗できるように、ヒラヒラしたものは
止めたほうが無難ですよ。
パーティーの種類
一口にパーティーと言っても、色々なタイプがあります。
気軽なものから、服装指定があるような格式高いものまで様々。
どんなパーティなのかキチンと把握して、
参加するようにしましょうね。
<ティーパーティー>
サンドイッチや焼き菓子など、軽い食事で、
昼下がりにお茶とおしゃべりを楽しむパーティーです。
イギリスの習慣が発祥です。
<カクテルパーティー>
その名のとおり、飲み物中心で夕方に行われるパーティーです。
アメリカが発祥です。
<ガーデンパーティー>
野外で行うパーティーです。
昼下がりに行われることがほとんどです。
<ディナーパーティー>
コース料理を楽しむ本格的なパーティーで、
招待者側から服装指定が出されることもあります。
グラスとお皿は左手が基本
立食パーティーの場合、自分のテーブルはありませんから、
お皿に取ったお料理と自分のグラスは、
当たり前ですが、自分で持つことになります。
さらに、食べるために使う
フォークも持たなくてはならないので、
大きな荷物がNGなのは、一目瞭然ですね。
しかし、たとえ両手が空いていたとしても、
お皿が右手で、グラスが左手、フォークを握り締めていては、
せっかくドレスアップしてもスマートではありません。
できることなら、フォーク、グラス、お皿、
全てを左手で持つようにしましょう。
難しそうですが、慣れれば大丈夫です。
お皿は指で挟むようにして、
グラスは底の部分を包むように持ちます。
フォークは、親指とお皿の間に挟み込んで持ちます。(^^)
最初はちょっと難しいので、注意しながら試してください。
無理なら無理せず、両手で持ってもOKです。
タンブラーの扱い方
ドリンクを入れるグラスは、
細い足のあるワイングラスばかりとは限りません。
氷を入れて楽しむ飲み物は、タンブラーが使われます。
タンブラーの場合は、ワイングラスのように
指で持ちやすいカタチではありませんから
無理して片手で持とうとすると、
水滴がついていれば滑りますし、危ないですよね。
そうです、タンブラーは、両手で持つのが正解です。(^^)
手は、グラスの下のほうに添えますが、
グラスが水滴で濡れていたり、冷たかったりするならば、
紙ナプキンを巻いても良いでしょう。
その場合は、グラスの下半分にだけ
ぴったりと、貼り付けるように巻くようにします。
会話を積極的に楽しもう
立食パーティーには、
「自由に飲んで食べて、おしゃべりを楽しんでください」
という主催者の想いがあり、
参加者はたくさんの人と交流ができる楽しみがあります。
ですから、食べ物ばかりがメインではありません。
知らない人ばかりだからと、ポツンと立ちつくすことは
主催者側からしても、心外なはず。
みんなが楽しい場が演出できるようにも、
挨拶をして笑顔を心がけて、積極的に話しかけたり、
会話の輪に入るようしましょう。
また、たくさんの人が食べ物、飲み物を持って移動しますので、
ぶつかったりすると、とてもキケンです。
突然立ち止まったり、振り返るのは禁物ですよね。
周囲の状況を把握して、大きな動作で動き回らないように。
常に気をつけて歩くようにしましょう。
キレイな立ち姿キープ
立食パーティーは常に立っていますので、
いかにかっこよく立っていられるかがポイントです。
服装がどんなにきれいでも、
立ち姿が美しくなければ、台無しですからね。
基本は、胸を張ることです。
よく「髪の毛を上に引っ張られている感じ」と、
例えられますよね。
背筋をピンと伸ばすと、身長が伸びた感じがします
その状態で、お腹に力を入れて
姿勢をキープするようにしましょう。
自然に猫背になってしまいがちなので、気をつけて。
ハイヒールを履いていると、重心が定まらず、
後ろにのめりがちになるので前傾です。
状態とのバランスを上手く取ってくださいね。
立つ時も「モデル立ち」を意識してキレイに立ちましょう。
少しかかとをずらしでV字型にそろえます。
仁王立ちなんて、恥ずかしいですよ〜。
イスの使い方
会場の壁際、窓際にイスが置いてあることがあります。
立食パーティーの時のこのイス、
立ちっぱなしの時に、ものすごく座りたくなるんですよね。
もちろん、疲れた時は座ってもちろん構いません。
お年寄りの方も、優先的に使えます。
そのためのイスなんですからね。(^^)
ただし間違った使い方をする方がいます。
最初からイスに座って、長時間おしゃべりをしたり、
荷物置きにしてしまったり、
座ってタバコを吸い始めたり…(>_<)
イスの置かれている本来の目的を無視した行為ですので
絶対に止めるようにしましょう。
本来、使いたい人が使えなくなりますからね。