フォークとナイフどれを使う?
テーブルセッティングを具体的にイメージするとなると、
レストランよりも、結婚披露宴ですね。
洋食スタイルの時は、席につくと
円卓にずらり並んだフォークやナイフ、スプーンがあります。
これを思い浮かべればOKです。
「どれから使うの…!!!」
オロオロしてしまいそうですが「外側から使う」で正解!(^^)
普段使い慣れているお箸、かしこまった和食の席でも
お料理のたびにお箸を替えるってことはしませんから、
馴染みがないかもしれませんが、
洋食の場合は、フォークとナイフは1つの料理に1セット、
どんどん替えながらお料理を頂くのが普通です。
セッティングされている場合は、
コースに併せて、キチンと用意してくれてあるので、
難しく考えず、必要なものを外側から使ってくださいね。
レストランの場合、フォークやナイフを
お料理と一緒に、その都度持って来るお店もあります。
その場合は、出されたものをそのまま使いましょう。
グラスの使い分け
テーブルにセットされているフォークやナイフは、
外側から使えば間違いはないのですが、
それよりちょっと難しいのが、グラスの使い分けです。
テーブルに何個もセットされているのですが、
ビアジョッキやお猪口みたいな
「いかにも!」ってカタチをそれぞれがしていないから、
見分けにくいんですよね。(^^;;
グラスに色々な形があるのは、レストランの趣味でなく
お酒の魅力を最大限に引き出すグラスは、
それぞれの飲み物によって違うからなんです。
シャンパングラスは気泡を楽しむために長めですが、
手のひらで温めるブランデーグラスは、大きな底で足が短めです。
ワイングラスは、手で温めないように足の部分を持つため、
細く長い足をしたグラスになっています。
そのことをふまえると、どのグラスが何用なのか、
大体の見当をつけることができますよね。(^^)
一つ注意したいのは、
ワイングラスと水用のグラスが似ている事ぐらいかな。(^^)
イチバン大きいのが水、中ぐらいが赤用、
そして、イチバン小さいのが白用、と覚えておきましょう。
フォークとナイフの扱い方
洋食を頂く時のフォークとナイフ、スプーンの使い方は、
そう難しく考える必要はありません。
普段のお箸に比べれば、正しい持ち方もずっとカンタンです。
なぜなら「食べやすい持ち方」が、グー!(≧ω≦)b
子供みたいにグーで握ってしまったり、
右手にフォーク、左手にナイフと逆に持たなければ、
基本的に持ち方としては大丈夫です。
普通に持たなくては、使いにくいものですからね。(^^)
ナイフを使うものは「切り分けながら食べる!」が鉄則。
先に細かく切っては、美味しさ半減&マナー違反ですよ。
マメ類を頂く時にフォークを使う場合は、
スプーンのように持って、先の部分ですくっても良いです。
これは、洋食でご飯を頂く時も同じです。
ここで「あれあれ?」と思いました?(^^)
ナイフでフォークの背にご飯を乗せる食べ方が浸透してますが、
一昔前に推奨された方法で、日本独自のものなんです。
間違ってはいませんが、レストランで頂く時は
普通にフォークですくうか、
スプーンに持ちかえるなどしていただきましょう。
特に年配の方に多い食べ方(当時推奨されていたので)で、
実際に正しいと思っている方も、たくさんいらっしゃいます。
わざわざ否定して、食事の雰囲気を害すことがないように
気をつけてくださいね。
フォークとナイフのサイン
お箸を使って食べる和食では、
器の中のお料理がキレイになくなったり、
お箸を置いてしまうと食べ終わりのサインですよね。
コレ、洋食の場合は、どうなのでしょうか?
一番良く知られているのは、
お皿の上に「ハの字」でフォークとナイフを置くと、
「食べている最中を示す」と言うことですね。
このとき、柄はテーブルにつけます。
食事終了の時も、有名かな?(^^)
フォークとナイフを揃えて、
時計で言うと5時25分ぐらいの位置に置きますね。
ちなみに、フランス式の場合は、3時15分です。
洋食には、箸置きがないのですが、
代わりに「ナイフレスト」と言うものがあります。
前菜が続く場合や、カジュアルスタイルで
一組のナイフとフォークを使い続ける場合に用意されていて、
フォークとナイフを休める時は、フォークは上向きに左側、
ナイフは刃を内向きに右側に並べて置いておきましょう。
ナプキンの使い方
日本では、おしぼりが定番ですが、
洋食の場合、ナプキンが提供されます。欠かせませんよね。
でも、その使い方は全く違いますので、
混同しないようにしましょうね。
ナプキンは、どちらかと言えば、
おしぼりよりも、懐紙に近い役目をしますね。
口元を拭いたり、指を拭いたり、
魚の骨などを口から出す時に、口元を隠すためにも使います。
広げるのは、注文が終わってから。
披露宴などでは、乾杯が終わってからが良いタイミングです。
二つ折りにしたら、輪を手前にしてひざの上に置きます。
折って輪になる部分を手前にするのは、
端の部分で口元をぬぐいやすくするためなのですよ。
汚れた部分は見せないように、
ヨゴレが内側に来るように使いましょう。
使い方で注意したいこと、やってしまいがちです。
チェックしておいてくださいね!
・自分のハンカチやティッシュは使う
(ナフキンが汚くて使えないというサインです)
・ナプキンをキレイにたたむ(料理が不満のサインです)
・ぐちゃぐちゃに丸める
・グラスの口紅ヨゴレを拭く
・顔や口などをゴシゴシと、おしぼり感覚で使う
・食器を拭く
してはいけない洋食の食べ方
お箸よりも使い慣れていないフォークとナイフですから、
知らない間に、マナー違反をしていることだって
あるかもしれませんね。
まず、絶対に注意したいことは、
扱うものが尖っていますし、切るものですから、
人に向けることは絶対に止めてくださいね。
攻撃的で、ひどく下品に見えます。
この他にも、知らないNG行為があるかも?!
肩肘張らずにお料理を楽しむためにも、
雰囲気を壊さないためにも、
最低限のマナーは身につけておきましょうね。
以下、してはいけないことですよ。
・フォークに刺したお料理を一口で食べないで、かじる。
・ナイフとフォークを持ったまま振り回す。
・ナイフとフォークの先を上に向ける。
・ナイフを舐める。
・お皿ごとかえっこをする。(わけっこもダメです)
・キライな食べ物を除けて残す。
・ナイフやフォークを自分でひろう。