中国料理とは?
日本でもすっかりおなじみの中国料理ですが、
家庭料理にも広く浸透していますよね。
ラーメン、ギョウザ、マーボ豆腐、春巻きや肉まん…(^^)
ここ数日、何か中国出身の身近なメニューを
当たり前に頂いているのではないでしょうか。
中国料理は、一口に中国料理といっても、
たくさんの種類があります。
あれだけ広い国ですから、風土や気候はもちろん
料理に使う材料も、食文化も大きく違うのが普通です。
地方別に分けると、36以上の料理法があるのですが、
その中でも、四川、広東、北京、上海、
この4つの料理が日本では馴染みが深いもので、
4大料理と呼ばれています。
でも、本格的な中国料理をコースで頂く機会は
あまりありませんよね。
ちょっと高価なイメージもありますが、
中国料理のコースを存分に楽しむために、
基礎は抑えておきましょう。
上海料理
上海は、中国大陸の長江(揚子江)の河口に位置する市です。
観光でも有名な、おなじみの都市ですよね。
上海料理は、そこで取れた魚介類を使ったお料理がメインで、
江浙(こうせつ)料理とも呼ばれます。
代表的なお料理は、上海蟹、豚の角煮、小籠包などです。
特徴は、醤油やお酒、砂糖をふんだんに使った
濃厚な味付けが特徴です。
こってりとした煮込み料理がよく見られます
黒酢を上手に使うのも得意ですね。
特に、秋から冬にかけて旬を迎える上海蟹は有名です。
上海近くの河川でよく取れる8cmぐらいの蟹を
生きたまま老酒というお酒につけたお料理が、老酒蟹です。
このほか、揚げたり、煮込んだりしていただきます。
四川料理
香辛料が効いた、ピリッと辛い中国料理といえば、
四川料理が浮かぶ方も多いでしょうね。
テレビの影響で、日本でも広くその名は広まっていますし、
日本風にアレンジされた調理法も確立されています。
好きな方も多いでしょうね〜。(^^)
私も、大好きなんですよ♪
四川は、山に囲まれた大陸の奥の地域で、寒いです。
冬場のキビシイ寒さを乗り切りように、
カラダが温まる唐辛子や香辛料をふんだんに使って、
発熱、発刊作用を高めるお料理がメインです。
海が遠いので、上手に乾物を使うのも特徴です。
ザーサイを代表とする漬物なども、盛んに作られます。
代表的なお料理は、麻婆豆腐やバンバンジー、
エビチリ、坦々麺などなど…。そうですね、赤さが特徴です。
広東料理
広東料理は、中国南部の代表的なお料理で、
具体的にメニューを上げると、
酢豚や、しょうゆ煮、シュウマイなど、
日本でもなじみのメニューが揃っています。
海が近いので魚介類も豊富ですし、
あっさりとした素材を生かした味付けは、
日本人でも違和感も大きく感じないことでしょう。
あわびやふかひれのしょうゆ煮は、
あっさりとして食べやすいオススメの逸品ですよ。
しかし、普段の日本の食事を摂っている人から見れば、
ビックリするようなメニューもあります。(^^;;
広東は、非常に、素材の幅が広いのも特徴です。
日本ではお目にかかれない食材が市場で見られるのも
広東地方の特徴とされています。
北京料理
北京と言えば「北京ダッグ」(^^)d
食べたことのない人でも、このお料理がまず挙がりますよね。
皮を食べるんですよね〜。ぜいたくですよね。
北京は、中国の首都です。
遥か昔、この北京の地を首都と定めてから、
この地で栄華を極めた首領たちが、
代々に渡って食べてきた中国貴族の料理が、原点です。
ですから、非常に華やかな料理が多いです。
魚介類より、肉類をよく使います。
手の込んだ見栄えのする料理が多いのも、
王侯貴族と北京の歴史を踏まえれば、納得できますよね。
もうひとつの特徴として「粉モノ」が発達しています。
水ギョウザや、饅頭(マントゥ)、包子などは
北京料理の代表的なお料理です。
また、北京も寒い地域なので、鍋の文化も盛んです。
中国料理と中華料理の違い
「そういえば、中国料理と中華料理、何が違うの?」
「ってか、一緒じゃないの?」
こんな風に、疑問に思いませんでしたか?
中国料理と中華料理、意味合いは良く似ていますが、
お料理としては、全く性質の異なるものを示します。
中国料理は、中国で食べられている本格的なお料理
中華料理は、日本風にアレンジされた中国料理
こう覚えておけば解り易いでしょう。(^^)
普段、私達が大好きでよく食べるラーメンやギョウザは、
中国のそれとは似て非なるもので、
そのような料理を扱うお店は、中華料理店です。
高級か庶民的か、という意味ではありませんよ。
出すお料理そのものに違いがあるのです。
意味合いは、一緒のことなんだけど、違うんですよね。
難しいですが、混同しないように気をつけてくださいね。
飲茶の楽しみ方
飲茶ってコトバ、よく耳にしますよね。
飲茶とは、点心を食べながら、
お茶を飲んでおしゃべりと食事を楽しむことです。
飲茶で提供される点心は、
塩味のもの、甘いもの、おかゆやスープなど様々です。
好きなものを注文して構いませんが、
味の薄いものから濃いものへと、食べていく順序は
どの料理でも共通して言えることですね。
他には、何品か点心をワゴンで運んで来て、
その中から食べたいものを見て選ぶスタイルを
とるお店もあります。
これはこれでとっても楽しいものですよね。
お茶と言っても中国茶には様々な種類があり、
葉の種類は同じでも、作り方、発酵のさせ方で
味が全く違うものになるなど、とっても奥の深いものです。
たくさんの味わって、楽しい時間を過ごしてくださいね。