カウンターの寿司専門店
寿司と言えば、回転寿司が一番身近ですよね。
最近では、1皿100円のお店でも、
十分に楽しめるお店が増えてきています。
ある時、ちょっとかしこまったシーンで、
敷居の高そうな「回らないお寿司」のお店に行くことになりました。
この場合、どう振舞ったらよいのか、解りますか??
なかなか行く機会のない回らないお寿司ですが、
基本的なマナーは、和食と同じです。
食べ方、注文の仕方など、ポイントを押さえておきましょう。
カウンターで注文する場合は好きなものを注文しますが、
初心者にはタイミングが難しいですよね。
ですから「オススメ」をお願いして、好みと、
予算に応じたネタで握ってもらう方法がオススメです。(^^)
握りは、手でも、お箸でも、食べやすい食べ方でどうぞ。
桶盛りやあらたまった席は、お箸を使います。
お醤油は、ネタにつけるようにして、ご飯につけないこと。
醤油皿にご飯粒が残るのは、美しくありません。
軍艦巻きは、ガリに醤油をつけて塗ると、上手に出来ますよ。
注文の仕方で、注文しても大丈夫なことは、
サビ抜き(減らす)、ご飯の量を減らす、1貫づつ注文する、
食べやすいサイズに包丁を入れてもらうなどなど…。
カウンターの寿司専門店は
敷居が高そうで、ガンコ親父がいるイメージもありますが、
美味しくいただけるようにサポートしてくれるので、
食べにくい時は、迷わず声を掛けると良いでしょう。(^^)
蕎麦など麺類の専門店
和食店であらたまった席となると、お蕎麦でしょうか。
丁寧に手打ちされたお蕎麦は薫り高くて、
ワクワクしますよね。
お蕎麦は専門店だけでなく、
会席のメニューに茶そばなどが提供されることもあるので、
キレイに頂く方法をチェックしておきましょう。
お蕎麦を頂くときのポイントは「素早く」です。
ゆでたての風味を失わないように、できるだけ早く食べます。
お蕎麦の専門店なら音は立てても構いませんが、
あまりにも豪快な音を立てるのは、考え物ですね。
つゆが飛んだり、見苦しいので、程々を心がけてください。
会席料理のお蕎麦は、音を立てないほうが良いでしょうね。
つゆのつけ方に決まりはありませんので、ご自由に。(^^)
薬味は少しづつ、つゆや蕎麦本来の繊細な風味を
損なわない程度に使いましょう。
お蕎麦についてくる蕎麦湯は、蕎麦を茹でた時の茹で汁です。
蕎麦のよい成分がたっぷりと溶け出しているため、
ぜひとも頂きたいものです。
蕎麦湯は、残ったつゆに注いで、好みの濃さにしていただきます。
全てを飲み干す必要はありませんよ。
てんぷらの専門店
てんぷらにも、専門店がありますよね。
お寿司よりさらに敷居が高いイメージがありますが、
行く機会があれば、ぜひドレスアップして行ってみたいものです。
てんぷらの基本的ないただき方は、
会席料理のてんぷらと変わりはありませんが、
専門店の場合、揚げたてが出されるので、
出たらすぐ、熱いうちに
サクサクした衣と素材を楽しみましょう。
エビの尾は、無理に食べる必要はありません。
懐紙に包んでおくと、見栄えが悪くならないですよね。
てんぷらは、つゆだけではく、
塩やレモンなど様々な脇役を楽しむのも、楽しみのうちです。
塩は、直接つけるより、手でパラパラと振る方が、
均等に塩がまぶされ、美味しくいただけます。
レモンは、つゆに絞るようにしましょう。
衣にかけると、衣のサクサク感が失われます。
うなぎの専門店
うなぎ屋さんも、ちょっとかしこまったお席で
よく利用される専門店ですね。
それでも庶民的で敷居も比較的低め、
馴染みもあり、入りやすいのではないでしょうか。
うちは…、ね。(^^;;
ほら、年に一度の土用の牛前後だけですけども…。(^^;;
あらたまったお席でうなぎを頂く時は、
丼物でも、お重でも、フタをまず開けなくてはいけません。
お椀のときのように丁寧に開けましょう。
特にお重は、かさばる大きなフタですが、
傷をつけないように、器を重ねてはいけませんよ。
お重も丼も、手に盛って構いません。
食べ始めは重いのでしっかり持つように。
うなぎには山椒がつきものですが、食べる分づつ振り掛けます。
最初に全体にかけないようにしましょう。
また、うなぎとご飯は同時になくなるように
量を上手く調節しながら頂いてくださいね。