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お椀のフタの開け方
和食のお椀には、フタがついていますよね。
あのフタ、開けにくいですよね、ピッタリくっついていてね。(^^;;
この開け方にも、コツがあって、お作法があります。
お椀を開けるためには、両手を使いましょう
最初に、左手でお椀のフチをしっかりと押さえて持ちます。
右手は、フタの糸底(出っ張り)の部分をつまみます。
このとき、フタと椀がピッタリくっついている場合は、
空気を入れるように、軽くたゆませるようにしてください。
どうしても開かない場合は、給士さんに頼んでもOKです。
右手で、そーっと「の」の字をかくようなキモチで
フタを手前から向こう側に静かに開けます。
中を見るような動作になりますね。
ここまできたら、フタを置きたいところですが
「フタから雫を垂らさない」ように最大の注意を払います。
垂れそうな時は、フタを外す前に
椀の右フチに立てかけて、数秒待ちます。
これは「露切りの所作」と言われ、マナー違反どころか、
マナーを解ってるな…!!と思わせる通なポイントです。(^^)
置く時は、フタを裏返してから、
両手を添えて、折敷の右側におきましょう。
面倒かと思われるでしょうが、いちいち両手を添えるのは、
「大切に器を扱うキモチを表す行為だから」です。(^^)